果実類　子供の便秘

子供の便秘に効く果実類と簡単レシピ

子供の便秘を解消するのに役立つ食物繊維豊富な果実類と簡単レシピを紹介します。
子供と一緒に大人もおやつ代わりや食後のデザートとしてメニューに取り入れると、
子供も大人も便秘対策に役立ちます。

• キウイフルーツ
• イチジク
• パイナップル
• リンゴ
• プルーン
• バナナ

	キウイフルーツ
効能	便秘、風邪、胃もたれ、疲労回復、肌荒れ　など
	ビタミンCがミカンの2倍近くあるため肌荒れ、疲労回復、風邪の予防に効果的である他、タバコを吸う人にもビタミンCの補給としてオススメです。 アクチニジン（タンパク質分解酵素）によりお肉の後に摂取すると消化をサポートしてくれます。 食物繊維が豊富なので毎朝食前に1個食べるようにすると便秘解消に効果的です。
調理のコツ	◆キウイの果汁を肉に振りかけておくと軟らかくなる ◆キャベツ、リンゴ、キウイをジュースにして毎日飲むと美肌に効果的 ◆お菓子の装飾や他のフルーツと一緒にサラダでも美味しい ◆生ハムと一緒にオードブルにしてホームパーティ用に
レシピその1 そのまま	◆材料 キウイフルーツ1個 ◆作り方 皮を剥き一口大に切ったものを器に盛り付ければ完成！
レシピその2 ヨーグルトと一緒	◆材料 キウイフルーツ2個、ヨーグルト1カップ ◆作り方 ヨーグルトを器に盛ったら一口大に切ったキウイフルーツを加えて混ぜれば完成！

	イチジク
効能	便秘、胃弱、二日酔い、痔、黄疸、喉の痛みの緩和　など
	食物繊維を豊富に含み優れた整腸作用により便秘に対し高い効果があります。 実に含まれる酵素が消化作用を促すため飲酒後に食べると二日酔いを防げるとも言われています。
調理のコツ	◆完熟した実を1日2～3個食べるだけで便秘解消に効果的 但し未熟な実は胃が荒れる原因になるため要注意 ◆ジャムにしたものをヨーグルトと一緒に摂ると整腸効果がより高まる ◆糖度が高い為、砂糖の使用量は控えめでOK
レシピその1 コンポート	◆材料 イチジク3個、砂糖イチジクの3～40％、レモン汁大さじ1 なくても大丈夫！赤ワイン大さじ3 ◆作り方 ヘタを取ったイチジクを切ったものを、重ならないよう鍋に並べ全ての材料とイチジクが浸る程度の水と一緒に弱火で10分程煮て、イチジクがやわらかくなれば完成！ ※砂糖の量によって保存期間が異なるため保存期間によって砂糖の量を調整しましょう

	パイナップル
効能	便秘、下痢、消化不良、疲労、夏バテ
	ブロメリン（タンパク質分解酵素）が肉をやわらかくして消化をサポートすると共に、クエン酸が胃液の分泌を促すことから消化が促進され胃腸の健康維持に役立ちます。 ブロメリンは腸内にたまった老廃物を分解するため下痢に効果的です。 ビタミンB1が新陳代謝を促進し疲労回復、夏バテ等に効果的です。 但し未熟なものを摂ると肌荒れ、消化不良などの原因となり逆効果になるため要注意。
調理のコツ	◆肉との相性がいいので酢豚や肉料理に添えると良い ◆肉と一緒に調理することで肉がやわらかくなり風味がよくなる ◆ジュースにしたものを使って肉を焼いても良い ◆ブロメリンは60度以上の熱により効果がなくなるので生がオススメ ◆缶詰のパイナップルは熱処理によりブロメリン効果は期待できず
レシピその1 ソース	◆材料 豚ももの薄切り肉30g、缶詰のパイナップル20g、缶汁大さじ2、小麦粉、塩、こしょうを各少々、バター、植物油を各小さじ1/2 ◆作り方 豚肉1枚を3～4等分にしたら塩と胡椒を振りかけ小麦粉をまぶします。 缶汁をきったパイナップルを7～8mmの大きさに切ります。 バターと油を加え熱したフライパンで豚肉を色が変わるまで炒めたら、パイナップルと缶汁を加え短時間でサッと煮れば完成！

	リンゴ
効能	便秘、下痢、二日酔い、動脈硬化
	クエン酸は咳や胸焼けを抑制します。 カリウムは高血圧に有効です。 食物繊維豊富なので便量を増やし排便を促すことで便秘に効果的で、更にペクチンは腸内の乳酸菌などを増やすことで整腸作用があります。
調理のコツ	◆酸化酵素を含むことから切った後は食塩水に浸しておくと変色を防げる ◆ペクチンは皮、皮に近い部分に豊富なので皮ごとジャムにするか、皮ごと生で食べるのがオススメ
レシピその1 ソテー	◆材料 リンゴ40g、バター大さじ1/2、砂糖小さじ1 ◆作り方 皮を剥いたリンゴを薄くイチョウ切りにしたら、熱したフライパンでバターをとかし切ったリンゴを加え弱火でしんなりするまで炒めます。 リンゴがしんなりしたら砂糖を加え良く混ぜてリンゴが透き通ったら完成！ ※少しさめるまで置いておくと味がなじんで美味しくなります。
レシピその2 とろとろ煮	◆材料 リンゴ1/2個、片栗粉大さじ1、砂糖大さじ2 ◆作り方 摩り下ろしたリンゴ、水1/2カップ、他の全ての材料を加え、鍋の底の方から混ぜながら加熱しとろみがつくまで煮れば完成！ ※下痢や発熱の時にもオススメです。

	プルーン
効能	便秘、貧血、肌トラブル　など
	カリウムはナトリウムに比べ740倍とも言われているので日本人の過剰摂取と不足しがちな栄養、のこれらを同時に解消出来る優れモノです。 生タイプよりもドライタイプの方が、 ・ビタミンB1・・・リンゴの約2.5倍 ・ビタミンB2・・・オレンジの約5倍 ・カロチン・・・レーズンの約38倍 ・鉄・・・バナナの約13倍 ・ナイアシン・・・グレープフルーーツの約8.5倍 このように栄養価が高くなるため、ドライタイプのプルーンを1日10個食べ続けることで貧血が2ヶ月で解消するとも言われています。 ビタミンA、ビタミンB2は美肌効果を期待できます。 またペクチンも豊富なことで整腸作用により便秘にも効果的です。
調理のコツ	◆生のプルーンは水に浸したり洗うことでビタミンが失われる
レシピその1 ヨーグルト漬け	◆材料 ヨーグルト3/4カップ、ドライプルーン4個 ◆作り方 ドライプルーンをヨーグルトに一晩漬けておけば完成！

	バナナ
効能	便秘、肌トラブル、発熱、風邪　など
	完熟により糖質が果糖、ブドウ糖へと変化し消化吸収がよくなるため子供や老人、病人や激しい運動をする人のエネルギー源として最適です。 オリゴ糖が腸内のビフィズス菌を増やし腸内環境をよくすることで便秘に効果的です。 体を冷やす食べ物なので発熱の時の解熱目的にも最適です。 そのため冷え性や下痢体質の人は摂取を控えましょう。
調理のコツ	◆皮ごと冷凍庫で保存して食べる時はアイスキャンディとして美味しく頂ける ◆空気に触れると変色するのでレモン汁などを振りかけておくと変色を防げる ◆加熱し過ぎると食べにくくなるため加熱調理の際は短時間で ◆低温に弱い為冷蔵庫ではなく常温保存
レシピその1 パンプディング	◆材料 バナナ1/2本、ロールパン1個、卵1/2個、砂糖大さじ1、バター適量、牛乳1/2カップ ◆作り方 パンを2センチ程の大きさに、バナナを1センチの厚さにそれぞれ切ります。 とき卵、牛乳、砂糖を滑らかになるまで混ぜたら、耐熱容器の内側にバターを塗りパン、バナナの順に入れた上からかけます。 ラップをして電子レンジで1分程加熱し、クシで刺した時にクシに何も付いてこなくなるまで火を通します。 ※熱々・・・ではなく冷ましたものを食べます。 ※ラップを隙間なくピタッとかけて冷蔵庫で冷やしても美味しいです。
レシピその2 蒸してヨーグルトと	◆材料 プレーンヨーグルト3/4カップ、バナナ1本 ◆作り方 薄切りにしたバナナを耐熱容器に入れたらラップをして電子レンジで1分程加熱します。 その後バナナを潰したものをヨーグルトに混ぜれば完成！
レシピその3 ジェラート	◆材料 ヨーグルト1カップ、バナナ1本、はちみつ大さじ2 ◆作り方 全ての材料をミキサーで混ぜ合わせたら容器に移して冷凍庫で冷やし固めますが、完全に固まらないタイミングで空気を含ませるために時々かき混ぜ、お好みの固さになれば完成！ ※子供のおやつはもちろん、妊娠中のママさんにもオススメなおやつです。